MLCについて
Movement for Language and Culture(MLC)は、日本語と言語文化教育の発展、グローバル市民の育成、そして意義ある異文化交流の促進に取り組む非営利団体です。2009年にニューヨーク州の非営利法人として設立され、501(c)(3) 団体として認定されたMLCは、教材開発、教師研修、文化交流プログラム、多言語学習者向けの教育活動を通じて、学習者・教育者・地域社会を支援しています。
MLCの使命は、「言語と文化は切り離せない」という信念に根ざしています。言語と文化の両方を学ぶことは、理解力や創造性を広げ、国境を越えた協働の可能性を開くと考えています。私たちは、包括的で革新的、かつ文化に根ざした教育機会を創出し、学習者と教育者の力を最大限に引き出すことを目指しています。
教材開発
MLCは長年にわたり、中等日本語教育で広く活用 されている「季節シリーズ」をはじめとする教材を開発してきました。
主な出版物には以下が含まれます:
春一番(Haru Ichiban)
銀河(Ginga)
秋祭り(Akimatsuri)
春一番ワークブック 1・2
銀河ワークブック
漢字るブック(Kanjiwork)
漢字ポスター、春一番アプリ など
これらの教材は実践的な言語運用能力の育成に加え、文化理解や探究心を育む学びを支えています。
多言語俳句コンテスト
MLCは、20年続いた俳句コンテストを引き継ぎ、 さらに発展させています。
このコンテストは、生徒と教育者が「ことば・創造性・文化」を通じて世界とつながる特別な場を提供しています。
高校生向け日本文化研修旅行
MLCは、春休み期間中に実施される高校生向けの日本文化研修旅行を企画・運営しています。
ホームステイ、学校訪問、地域に根ざした文化体験を通じて、日本語と文化を肌で感じる機会を提供しています。
経済的な理由で参加が難しい生徒のために、ニードベースの奨学支援(旅行グラント)も行っています。
教育者・学習者の支援
教師向けワークショップ
カリキュラム開発サポート
異文化理解プログラム
学びのコミュニティづくり
教育現場の質を高め、持続的な学習環境を整える ことを目的としています。
MLCのリーダーシップ
会長: 舛谷 麻美 (Mami Masuya Fleming) 国連国際学校 教員
副会長: 田中 雅裕 (Masahiro Tanaka) 国連国際学校 教員
会計: 島野 雅俊 (Masatoshi Shimano) 元セントポール高校 教員
書記): 大山 全代 (Masayo Oyama) Movement for Language and Culture Japan 創設者
MLCは、アメリカ国内外の教育者・生徒・パートナー団体との協働によって運営されています。言語、文化、そしてグローバルな視点が交わる学びのコミュニティをともに築き、よりつながりのある思いやりのある世界を目指しています。